県内初のeスポーツ専門高校、熊本市に開校 「求められるデジタル人材に」 活動拠点としても活用

「eスポーツ高等学院 クマモトeスタジアム」であった開校式=17日、熊本市中央区

 ゲームのプレーヤーやクリエーターなどを育成する「eスポーツ高等学院 クマモトeスタジアム」が17日、熊本市中央区に開校した。熊本eスポーツ協会(同区)によると、熊本県内初のeスポーツ専門高校。専用パソコン20台を備え、県内最大の活動拠点としても活用される。

 eスポーツ高等学院は通信制の中央国際高等学校のサポート校で、熊本を含め東京や愛知など5都県に6校ある。高校卒業や進学に必要な学習とともに、ゲームの技術やプログラミング、動画制作などを学ぶ。

「eスポーツ高等学院 クマモトeスタジアム」の開校式であいさつする新入生=17日、熊本市中央区

 この日、同区城東町のグランガーデン熊本ビル1階の熊本校で開校式があり、生徒4人や木村敬知事ら約60人が出席。新入生の一人(15)=同市東区=は「eスポーツを通じて、世の中で求められるデジタル人材になりたい」と述べた。

 熊本校は約70人が活動でき、大会や体験会なども開く予定。吉村久朋学院長(46)は「eスポーツ熱が高い熊本で、聖地となれるよう盛り上げていきたい」と話した。(岩崎健示)

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