ナイジェリアの中国系スーパーがナイジェリア人差別?中国商工会議所は否定―中国メディア

ナイジェリアの首都アブジャにある中国人経営のスーパーマーケットに「ナイジェリア人差別疑惑」が浮上したことを受け、現地の中国総商工会議所は否定する声明を発表した。資料写真。

中国メディアの環球時報によると、ナイジェリアの首都アブジャにある中国人経営のスーパーマーケットに「ナイジェリア人差別疑惑」が浮上したことを受け、現地の中国総商工会議所は否定する声明を発表した。

事の発端は、一部のナイジェリア人が、エアポート・ロードのロイヤル・チョイス・エステートのエリア内にあるスーパーマーケットに行こうとしたところ警備員に追い返されたとする体験をメディアに共有したこと。

メディアは秘密裏に取材した記者の話として「中国人だけ入店可能とし、ナイジェリア人の入店を禁止していた」などと報じ、物議を醸した。

ナイジェリアの中国総商工会議所は22日の声明で、このスーパーマーケットについて、エリア内の居住者向けのプライベートなもので公共のものではないとし、差別を受けたり入店を拒まれたりした人はいないと説明。その上で、入り口での警備員と客との口論について遺憾の意を表し、「私たちの原則は、両国国民間の友好関係を強化し、経済発展を促進することだ。真実を目撃するための直接の訪問を歓迎する」とした。

エリアの関係者によると、居住者のほとんどは中国人だが、ナイジェリア人に対する差別的な規定はないという。(翻訳・編集/柳川)

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