新入消防団員が初研修 郷土愛で地域を守っていく 横浜市青葉区

ベテラン団員に教わりながら訓練を行う新入団員=提供

青葉消防署で4月14日、新入消防団員の教育研修が行われた。今年、新たに入団した28人の消防団員が参加した。

消防団とは普段は仕事や学業、家事をしている区内在住、在勤、在学の18歳以上で組織される非常勤特別職の地方公務員。「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づき、災害時の出動や地域の防災力を高めるため日頃から、訓練や研修、広報活動などを行っている。

当日は、消防団の組織制度について学ぶことから始まり、礼式や消防ホースの延長・結合の仕方などをベテラン消防団員から教わりながら訓練が行われた。新入団員は「今日勉強したことを忘れず、今後は応急手当指導員の資格を取るなど色々なことを勉強していきたい」と振り返った。消防署担当者は「新入団員として基礎的な内容を実施したので、今後は郷土愛護の精神に基づいた地域防災の要として活躍して欲しい」と話した。

なお、同団は現在、455人が所属している。区内大学から学生の入団も多く、全国的に担い手不足が目立つ中、充足率は93・8%だという。訓練や災害出動のたびに支給される活動報酬や階級ごとに支給される年額報酬などもあり。団員は随時募集中。(問)同署【電話】045・974・0119

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