一般による展示、初開催  綱島西の工作と絵画教室 横浜市港北区

ギャラリーに展示された生徒の作品について説明する石原健一郎さん(右)

先月開館したミズキーホールのギャラリーAで4月18日〜22日、綱島西の工作と絵画教室「綱島美術教室ツナ美」(石原健一郎講師)による発表会、ツナ美展2024が開かれた。同施設が開館してから自主企画による展示はあったが、一般による発表会としては今回が初となった。

綱島美術教室ツナ美は、昨年7月にオープンした。現在、5歳から48歳まで約60人の生徒が、それぞれの作品と向き合っている。

発表会では生徒1人1〜3点の絵画や工作を出品し、展示総数は約300点。生き物や人、七福神と宝船を描いた絵画や食べ物を表現した工作など、思いのつまった個性豊かな作品が並んだ。50人の生徒合作の「シン・ツナシマ都市計画」のコーナーでは、それぞれが段ボールでつくった家や飲食店、果物屋、水族館等をつなぎ合わせることで一つの街を完成させた。また、17歳の木版画作家で、同教室の講師でもある石原陸郎さんの羊をテーマとした木版画も展示された。

「子どもたちのかわいらしい作品も多く、幅広い世代に親しんでもらえる発表会」と評したのは、同施設の広報責任者、菅原裕一さん。かつて自身も展覧会への出品が励みになったという石原健一郎さん(51)は、「生徒にもその気持ちを味わってほしかった。身近なミズキーホールだからこそ発表会を開きたかったが、第1号の開催となったのは光栄なこと」と話していた。

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