3月の投資先4社選定 名古屋中小企業投資育成

 名古屋中小企業投資育成(本社名古屋市)は24日、3月の新規投資先として栄工業(本社名古屋市中川区、小戸森教史社長)、ランアース(本社岐阜市、武藤功社長)、三和ボーリング(本社富山県、湯川雅昭社長)、笑農和(えのわ、本社同、下村豪徳社長)の4社を選定し、投資を実行したと発表した。

 ともに株式を引き受けた。引受額は栄工業が987万4500円、ランアースが2千万円、三和ボーリングが2500万円、笑農和が999万9825円。

 栄工業は、1982年設立。ねじ類の製造卸を手掛ける。加工設備を保有し、特殊加工にも対応している。2023年8月期の売上高は17億1700万円、従業員数30人(パートを含む)。

 ランアースは、2017年設立。製造業を中心に外国人労働者派遣や労務コンサルタントを手掛ける。外国人の就労支援や生活サポートも行っており、評価を得ている。23年8月期の売上高は21億9400万円、従業員数600人。

 三和ボーリングは、1967年設立。地質調査やボーリング工事、土木構造物の補修を行っている。大口径のボーリング工事などで差別化を図る。23年3月期の売上高は10億9800万円、従業員数74人。

 笑農和は、2013年設立。水田の遠隔水管理システム「Paditch(パディッチ)」の開発・販売を行っている。23年1月期の売上高は9700万円、従業員数16人。

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