エンゼルス戦で物議、誤審主張も認められず アデル盗塁死で試合終了、審判「明確に判断出来ず」

二盗に失敗し、肩を落として引きあげるエンゼルスのジョー・アデル【写真:ロイター】

アデルの盗塁判定が物議

米大リーグ・エンゼルスは24日(日本時間25日)のオリオールズ戦に5-6で敗れた。最後はジョー・アデル外野手が二盗に失敗してゲームセット。スロー映像ではセーフにも見えたが、リプレー検証でも判定は変わらなかった。米記者はエンゼルス側の不満を伝えている。

6点ビハインドからトラウトの両リーグ最多となる10号ソロなどで追い上げたエンゼルス。5-6と1点差の9回2死一塁の場面で、四球で出塁していたアデルが二盗に挑戦。タッチアウトで試合終了となった。エンゼルス側はリクエストを要求。しかし、判定は変わらなかった。

スロー映像では、アデルの足が先にベースに入っているようにも見え、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者のXでは「アデルとワシントン監督は最後の判定が間違っていたと語った」と伝えた。

さらにリプレー検証を行ったカルロス・トーレス審判の説明も紹介。「全ての角度から検証した結果、リプレー審判員は、野手がタッチする前に走者が二塁に達したということを明確には判断できなかった。判定はそのままで走者はアウト」とされていた。

競り負けたエンゼルスはこれで直近10戦を3勝7敗としており、借金は5まで膨らんだ。

THE ANSWER編集部

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