日経平均は反落で寄り付く、米金利高止まりを警戒

[東京 25日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比394円17銭安の3万8065円91銭と反落してスタートした。米金利の高止まりを警戒した売りが先行している。前日の大幅高の反動もあり、利益確定売りが優勢。節目の3万8000円を下回る場面もある。

ドル/円は155円台と34年ぶり高値圏にある一方、介入警戒感がくすぶる中、輸出関連株は軟調となっている。あすまで開催の日銀金融政策決定会合の結果発表への警戒感もある。東証33業種では鉱業や保険、機械など32業種が値下がりし、値上がりはパルプ・紙の1業種のみとなっている。

米メタ・プラットフォームズの株価が、時間外取引で大幅安となり、半導体関連は東京エレクトロンなどが総じて軟調。主力株はトヨタ自動車が軟調、ソニーグループは小安い。指数寄与度の高いファーストリテイリングは大幅安、ソフトバンクグループは軟調となっている。

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