GW 集客アップへ多彩なイベント 岡山県内 食やアート、戦隊ショー

コロナの5類移行でGWでは5年ぶりの通常開催となった岡山高島屋の「大北海道展」=24日

 ゴールデンウイーク(GW)に合わせ、岡山県内の商業施設やレジャー施設が多彩なイベントを計画している。新型コロナウイルスの5類移行後初となる大型連休。子どもに人気のキャラクター展、食や動物の催しなど、家族で楽しめる企画を用意し、書き入れ時の集客アップを目指す。

商業施設

 岡山高島屋(岡山市)は24日、北海道のグルメを集めた恒例の「大北海道展」をスタート。5月7日までに前後期で計61店が約千品目を出品する。花咲ガニやタラバガニを詰めた弁当(3780円)、トウモロコシをたっぷりと包んだ焼きたてパン(378円)が並び、甘エビみそラーメン(1690円)などイートインもある。コロナ禍で中止していた試食も再開し、来場者は味見しながら目当ての品を買い求めている。

 担当バイヤーは「稼ぎ頭のGWイベントが5年ぶりに通常開催できた。売り上げ目標は前年比1割アップ。帰省する家族とも一緒に足を運んでほしい」と話す。

 天満屋(岡山市)は、岡山店(同)で自閉症のアーティスト石村嘉成さん=愛媛県=の動物画作品展を5月12日まで開催中。津山店(津山市)では5月6日まで「県北特産品フェア」を行う。天満屋グループのティ・シー・シー(岡山市)などは、コンベックス岡山(同)で10年ぶりとなる「大水族園」を27日~5月6日に予定する。コツメカワウソやマゼランペンギンが登場するほか、直径約5メートルのプールで泳ぐサメやエイを間近で見られる。

 イオンモール岡山(岡山市)では5月12日まで、人気漫画キャラクター「ちいかわ」や、ちいかわの作者・ナガノさんのグッズを扱うショップを設置。27日は歌手の清水美依紗さん、29日はMay J.さんのミニライブもある。

レジャー施設

 おもちゃ王国(玉野市)は28、29日と5月3~5日、野外ステージで戦隊ものなど子ども向けのショーを繰り広げる。人気アニメ「きかんしゃトーマス」の催し(5月26日まで)では、キャラクターの模型との記念撮影や、アニメの世界を再現したミニゲームが楽しめる。

 敷地内のオートキャンプ場は予約で埋まりつつあり、平日を含む宿泊や、29日と5月6日の日帰りは空きがあるという。

 ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク(真庭市)は27日から5月下旬まで「ジョイパー桜まつり」を開く。子ども向けファンタジーアニメの3D映像アトラクション(5月6日まで)、犬が曲芸を披露する「わんわん大サーカス」(28、29日、5月3~6日)などを企画している。

 おかやまフォレストパークドイツの森(赤磐市)は27日~5月6日にイベントを用意。恒例の羊の毛刈りショーをはじめ、人工降雪機による雪遊び、水に浮かぶたくさんのアヒルのおもちゃから当たりを探す催しなどが楽しめる。見頃の菜の花やネモフィラを眺めながらの散策もお勧めという。

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