洋上風力発電設備の作業員などを育成する訓練センター「風と海の学校 あきた」（秋田県男鹿市）で24日、報道関係者に初めて訓練が公開された。2030年ごろまでに年間千人程度の人材輩出を見込んでおり、点検保守や輸送船の業務を担う業者が県内で人材確保できるようにする。
センターは海運大手の日本郵船（東京）と訓練指導を担う日本海洋事業（神奈川県横須賀市）が男鹿海洋高校内に共同で設置し、今月開校した。この日は、船員に受講が義務づけられている「STCW基本訓練」の一つである消火訓練と、最新のシミュレーターを使用した作業員輸送船（CTV）の操縦訓練が公開された。
