マカオ、路線バス車内で女性の臀部に下半身を押し当て体液かける…20代の地元の男逮捕

セクシャルハラスメント罪及び毀損罪で逮捕、検察院送致された男(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下半身の一部を繰り返し押し当てた上、体液をかける痴漢行為をしたとして地元マカオの自称エンジニアの男(29)を逮捕したと発表。

 同局によれば、22日午前、被害者女性がマカオ半島北部の勞動節大馬路から路線バスに乗車した後、臀部に硬い物体が当たった感じがしたが、車内が混み合っていたため振り返って確認することはせず、車内が空いたタイミングで後ろを見たところ、男が立っていることがわかり、この男が降車した後、着衣の臀部近くに液体が付着していたことに気づき、痴漢被害に遭った可能性があるとして降車してすぐ警察に通報したという。

 通報を受けた警察が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システム及びバス車内の防犯カメラ映像を確認して容疑者の男の身元を特定し、同日逮捕に成功。男は同局の調べに対し、相手の美貌に惹かれ、車内の混雑を利用して近づき、下半身を接触させ、自慰行為をしたなど犯行を認める供述をしたとのこと。同局は男をセクシャルハラスメント罪および毀損罪で検察院送致する方針。なお、男は2016年に露出行為、2018年に痴漢行為での前科があるとした。

 マカオの路線バス車内では、しばしば痴漢行為の発生が報告されている。

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