カナダ小売売上高、2月は前月比-0.1% 2カ月連続で減少

Promit Mukherjee

[オタワ 24日 ロイター] - カナダ統計局が24日発表した2月の小売売上高は前月比0.1%減少し、2カ月連続のマイナスとなった。ガソリンスタンドや燃料販売店での落ち込みが目立った。

1月は0.3%減だった。統計局は3月の売上高について、横ばいになる見通しだとした。

2カ月連続の減少で、高水準の金利が経済を引き続き圧迫していることが示された。

ロイターがまとめた市場予想は0.1%増だった。

数量ベースでは0.3%減少した。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ロバート・カブチック氏は「カナダの個人消費は過去の利上げの影響で低迷している」と指摘。インフレ率が低下し続ければ、カナダ銀行(中央銀行)は6月の利下げを検討する可能性があるとの見方を示した。

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