海の上に巨大スクリーンが! 「うみぞら映画祭」淡路島で27~29日 ふるさとイベント大賞の人気企画が今年も

昨年の映画祭で上映前に打ち上げられた花火=2023年5月、大浜海水浴場

 海上につるした巨大なスクリーンで映画を鑑賞する「うみぞら映画祭2024」(神戸新聞社など後援)が27~29日、兵庫県洲本市海岸通1の大浜海水浴場で開かれる。夜は波の音と潮の香りに包まれながら映画の世界を、昼はマリンスポーツや飲食をそれぞれ満喫でき、一日中楽しめる。(荻野俊太郎)

 市民らでつくる「海の映画館をつくろうプロジェクト実行委員会」が2016年から開き、8回目。縦約5メートル、横約9メートルのスクリーンをクレーンで海上につり上げ、観客は砂浜に座って映画を見る。

 昨年5月の前回は2日間で島内外から計約8千人が訪れた人気イベント。今年2月には、地域の活力を生み出す取り組みを表彰する「第28回ふるさとイベント大賞」で、県内で初めて最高位の大賞を受賞した。

 今年は3日間とも、正午から午後11時ごろまで多彩なイベントを予定。日中はスタンドアップパドルボード(SUP=サップ)や乗馬を体験できる。

 正午からは、島内のカレーショップが出店する「淡路島カレーフェス」や、砂浜でサウナや温泉を楽しむ「うみぞらサウナフェス」を初めて開催。午後4時からは約30店が出店するナイトマーケットが開かれる。

 27、29日の午後9時からは、両日午後6時半から上映するディズニー長編アニメ映画「ウィッシュ」の終了後、願い事を書いた和紙製のランタンを空に飛ばす企画を予定する。

 ほかに、27日午後9時=細田守監督の「時をかける少女」▽28日午後6時半=ディズニー&ピクサーのアニメ映画「マイ・エレメント」▽同日午後9時=同監督の「サマーウォーズ」▽29日午後9時=アメコミ原作のアクション映画「アクアマン 失われた王国」-の4作品を上映。

 期間中、海岸のごみ拾いをすれば、レジャーシートなどをもらえる。同実行委事務局長の大継康高さん(42)は「淡路島の海の魅力を島内外の人に感じてもらえたら」と話す。

 1作品指定席3800円、自由席大人3千円、高校生以下1500円。購入は公式ホームページ(HP)か淡路信用金庫で。同信金で一部作品の割引チケットも買える。荒天中止。詳細は公式HPで。実行委TEL0799.20.6212

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