テニス=ナダル、全仏出場は不透明 「戦える自信持てれば」

[マドリード 24日 ロイター] - 男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(37、スペイン)は24日、来月開催の全仏オープン(OP)に出場できるかどうかは不透明との見解を示した。

今シーズン限りで現役を引退する意向を表明している四大大会22回優勝のナダルは、股関節の負傷で1年近く欠場が続いたが、1月のブリスベン国際で復帰。しかし、準々決勝で敗れた際に左足上部を痛め、今月16日にバルセロナOPに出場するまで、ツアーから離れていた。

現在マドリードOPに臨んでいるナダルはトップフォームでプレーできる状態ではないと説明する一方、素晴らしい思い出のある同地で最後のプレーができることは大きな意味があるとコメント。「これは数週間後を諦めるという意味ではない。どうなるかは分からない」と述べ、「戦えるという十分な自信が持てれば、パリに行く」と話した。

一方で「パリで力を発揮できるようベストを尽くすが、それがかなわなくても個人的には満足だろうし、挑戦できたことに感謝するだろう。全仏OPでプレーできなくても世界が終わるというわけではない。まだ五輪もある」と語った。

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