置賜在住の若手作家を中心としたグループ展が、南陽市椚塚のアトリエ兼ギャラリー「Jun Kikuchi Graphic(ジュン キクチ グラフィック)」で開かれている。食べ物をテーマにした絵画や装飾品など多彩な作品約400点が並び、訪れる人を楽しませている。
展示は、ギャラリーを運営する菊地純さん(41)らが企画した。東日本大震災を機に、作家の立場から被災地を応援しようと、2011年に合同展を開いたのがきっかけ。今回は久しぶりのグループ展で、陶芸家やイラストレーターなど7人が出展した。レンコンなどの形をかたどった箸置きや、食事を楽しむ人を描いたイラスト、キャンディーのブローチなどを展示している。
展示品を販売しており、収益の一部を能登半島地震の被災地支援に役立てる。菊地さんは「作家それぞれの表現の違いに注目してほしい」と話している。作品展は午前10時~午後6時で入場無料(水、木曜定休)。5月4日まで。