「偏向判定+開催国の利点」U-23日本を韓国も心配…準々決勝の相手カタールを“難敵”と表現のワケ

首位決定戦で韓国に敗れた日本が、“難敵”カタールを準々決勝で迎え撃つ。

大岩剛監督率いるU-23日本代表は4月25日(日本時間)、カタール・ドーハのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで行われるU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選)準々決勝でカタールと対戦する。

グループステージで韓国との首位決戦を0-1で落とした日本は、グループBを2位通過。グループAを首位通過した開催国とベスト8で激突することになった。

“難しい”相手だ。カタールは開催国の利点はもちろん、日本より1日多く休息を取っている。

日本も韓国戦で先発7人を入れ替え、主力の体力配分を図った。ただ、日本が懸念するのは試合以外の部分だ。

カタールはインドネシアとのグループステージ初戦で有利な判定を受けたという疑惑がもたれている。当時の試合では、累積警告と一発レッドでインドネシアの選手が2人退場。試合はカタールが2-0で勝利した。

インドネシアを率いるシン・テヨン監督は試合後、「(釈然としない)判定が多すぎた。サッカーの試合ではなくコメディだ。やりすぎだ。このように試合が行われてはいけない。最初の退場についてはまったく接触がなかった」と強く批判していた。当然、日本としてもこのような状況を知らないわけではない。

(写真提供=韓国サッカー協会)

アジア勢のパリ五輪出場枠は「3.5」。U-23アジアカップの上位3カ国までが本大会にストレートインできるが、4位国はアフリカのギニアとの大陸間プレーオフを通じて、本大会へのチケットを獲得しなければならない。

日本は1996年アトランタ大会から自国開催の2021年東京大会まで、7大会連続で五輪出場を果たしている。

仮に準々決勝でカタールに敗れた場合、パリ五輪出場の可能性は消滅。五輪連続出場記録も途絶えることになる。

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