武者に扮し盛り上げる 小机城址まつり開催 横浜市港北区

甲冑を身にまとう武者行列の参加者ら

歴史と伝統が詰まった行事、第29回小机城址まつりが4月14日に開催された。主催は小机城址まつり実行委員会。

毎年恒例となっていたが、コロナ禍の中止を経て、昨年は武者行列の区間を雲松院から金剛寺までと、規模を縮小して実施した。今年は、三会寺から県道12号横浜上麻生線を経由し、小机城址市民の森まで、5年ぶりに例年通りの行程に戻して練り歩いた。武者に扮したのは約70人。鉄砲隊による迫力ある発砲演技に、目を輝かせる来場者の姿も。パレードには、子ども神輿やお囃子、近隣小学校のマーチングバンド、消防音楽隊なども参加し、行列が行進する姿を一目見ようと沿道には多くの人が集まった。

本丸広場や金剛寺会場、駅前広場では、歌手・畑真由美さんによる『小机城を想う』の歌唱、剣舞、忍者ショー、岸根高等学校や城郷中学校の吹奏楽部による演奏、地域団体の模擬店など、さまざまな催しが行われ、賑わいを見せた。

同委員会の牧義一実行委員長は「多くの人が来てくれて嬉しい。パレードの参加人数は初回の頃より少なかったので、次回は人数の規模も以前に戻して盛り上げたい」とした。

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