有害物質、最大36倍 7地点で指針値超え 柏、白井市境の河川・水路で調査

柏市と白井市境を流れる金山落(記事と直接関係ありません)

 有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)のうちのPFOSとPFOAについて、千葉県と柏市は、同市と白井市境を流れる人工河川「金山落」と、流れ込む水路の計11地点を調査したところ、7地点で国の暫定指針値の最大36倍に当たる合計値が検出されたと発表した。同河川は飲み水の水源ではないことから、県は健康への影響はないとしている。

 PFOSは泡消火薬剤などに、PFOAは界面活性剤などに使用。同河川近くの海上自衛隊下総航空基地が5140リットルの泡消火薬剤を保有していたことが明らかになっている。既に廃棄処分されたとされ、県は今回の検出との関連は不明としている。

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