太古のロマン、琥珀ずらり100点 久慈琥珀博物館40周年特別展

虫入り琥珀40個が並ぶ記念特別展「大こはく展」

 岩手県久慈市小久慈町の久慈琥珀(こはく)博物館(新田久男館長)は今月、開館40周年を迎えた。節目を記念し、約100点が並ぶ特別展「大こはく展」を開催。冬季に休止していた人気の琥珀や化石の発掘体験も順次再開し、太古のロマンを幅広い世代に伝え続ける。

 記念特別展は、原石や虫入り、工芸品、宝飾品などの琥珀がずらりと並ぶ。虫入り琥珀40個が展示された過去最大級のコーナーは圧巻。2006年に久慈市で発見された、「アミメカゲロウ目トガマムシ科」の新種の昆虫入りも見ることができる。

 記念特別展は6月30日まで。午前9時~午後5時(最終入館は同4時半)で会期中は無休。入館料は大人500円、小中学生200円。 

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