しっかり注目、適切な対応する思い変わりない=為替円安で鈴木財務相

Yoshifumi Takemoto

[東京 25日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は25日の参院財政金融委員会で、34年ぶりに155円台まで進んだドル円相場について「市場をしっかりといま注目しているところだ。その注目しているものをもとに適切な対応をしていく思いにいささかも変わりはない」と述べた。大塚耕平委員(民主)への答弁。

大塚委員は、鈴木財務相が来週海外出張を予定していることを踏まえ、円安が進んでいる現状について質問した。鈴木氏は、いまの局面で多くを話せないことに理解を求めた。

財務省の三村淳国際局長はドル円の購買力平価は国際通貨基金(IMF)の試算で4月時点で90.82円と説明した。国際決済銀行(BIS)試算の実質実効為替レートは3月時点で70.94とした。

© ロイター