実習前に激励のフラワーシャワー 足利大看護学部で「誓願式」

サプライズのフラワーシャワーに喜ぶ学生

 【足利】5月12日の看護の日を前に、足利大本城キャンパス(本城1丁目)で24日、「看護の日誓願式」が行われた。5月から来年2月まで実習に臨む看護学部の3年生75人が夢実現に向け、決意を新たにした。

 同学部は2020年から、看護の日を前にこの式典を行っている。学生たちは「心ある看護専門職を目指します」などと記載された「誓願の詞(ことば)」に署名し、誓いの宣言をした。その後、教員から実習着の襟に同大のロゴマークがデザインされたピンブローチを付けてもらった。

 青木(あおき)みどり学部長は「どんな困難な状況にあっても、志を新たに目標を持って行動してください」とのメッセージを送った。

 記念撮影後、ロビーに集まった学生たちに向け、桜の花びらを振りまくフラワーシャワーが行われた。サプライズの演出に学生たちは笑顔を見せた。

 3年鯉沼陸(こいぬまりく)さん(20)は「熱中症で病院に搬送された時、看護師に声を掛けてもらってうれしかった。自分も笑顔で患者さんに寄り添える看護師を目指したい」と話した。

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