宮古島市で大規模停電 午前11時半から臨時給水 市民生活への影響続く 完全復旧のめどはまだ

25日午前3時すぎ、沖縄県宮古島市の全域で大規模な停電が発生し、最大で2万5000戸以上に影響が出ました。午前11時半現在、2080戸が停電しています。市民生活への影響が続いていて、市は臨時給水を行うことを決めました。

市水道部によりますと、配水設備は通常運転していますが、ポンプでの汲み上げが必要なアパート・マンションでは、水が出ない状態続いています。これを受けて水道部は、きょう午前11時半から未来創造センター駐車場(旧水道庁舎)で臨時給水を実施します。6ℓの給水袋に水を入れて準備しているということですが、数に限りがあるため、容器などの準備を呼びかけています。

この停電の影響で、県立宮古病院は外来診療を休診しています。

市内の小中学校は、通常通りの登校となっていましたが、給食の提供ができなくなっており、昼ごろから下校となりました。

県立学校について、宮古高校、宮古総合実業高校、宮古工業高校、宮古特別支援学校は臨時休校となりました。復旧した際には登校するよう呼びかけています。復旧が午後になる場合は、終日休校となる可能性があります。

運転免許センター宮古支所は、業務停止となっています。

宮古島市役所は開庁していますが、離島割引カードの発行など、写真が必要な一部のサービスについては、業務を停止しています。

宮古空港管理事務所によりますと、宮古空港を発着する便への影響は確認されていません。

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