フィリーズ・ターナー 歴代3位の41盗塁連続成功がついにストップ

日本時間4月25日、トレイ・ターナー(フィリーズ)は敵地グレートアメリカン・ボールパークで行われたレッズ戦で2022年9月以来の盗塁死を喫した。5回表二死1・3塁から一塁走者のアレック・ボームがスタートを切り、三塁走者のターナーが三本間に挟まれてタッチアウトとなった形だが、これにより2022年9月から続いていた41盗塁連続成功がついにストップ。盗塁死の公式記録が残る1951年以降では3位の大記録だが、2位のイチロー(45連続)と1位のビンス・コールマン(50連続)には届かなかった。

ナショナルズ時代の2017年に自己最多の46盗塁を記録し、2018年(43盗塁)と2021年(32盗塁)にはナ・リーグの盗塁王に輝いているターナー。メジャーでも有数の韋駄天として知られるが、歴代3位の快記録はドジャース時代の2022年9月にスタートした。フィリーズに移籍した昨季は30盗塁を決める一方で盗塁死が1度もなく、盗塁成功率100%での最多盗塁記録を更新。今季も開幕から盗塁死がなく、今日の試合の初回に今季6個目の盗塁を決め、盗塁の連続成功を41まで伸ばしていた。

メジャー記録保持者のコールマンは1980年代後半のカージナルスで活躍したスピードスター。メジャーデビューした1985年にいきなり110盗塁を決め、そこから3年連続100盗塁以上をマークしたほか、デビューから6年連続で盗塁王のタイトルも手にしている。コールマンの記録は1988年9月にスタート。翌1989年7月まで50盗塁連続成功のメジャー記録を継続した。

歴代2位の記録を持つのはイチローだ。メジャーデビューからの11シーズンで10度のシーズン30盗塁をマークし、メジャー1年目の2001年には自己最多の56盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。キャリアで2番目に多い45盗塁を決めた2006年は盗塁死がわずか2度だけだった。歴代2位の45盗塁連続成功はこの2006年にスタートしており、2006年4月から翌2007年5月まで1度も刺されなかった。

歴代トップ5は以下の通り。

1位 ビンス・コールマン(1988~89年) 50
2位 イチロー(2006~07年) 45
3位 トレイ・ターナー(2022~24年) 41
4位 ティム・レインズ(1993~95年) 40
5位 ジミー・ロリンズ(2007~08年) 39

The post フィリーズ・ターナー 歴代3位の41盗塁連続成功がついにストップ first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.