過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官

Shiho Tanaka

[東京 25日 ロイター] - 林芳正官房長官は25日午前の会見で、足元で1ドル155円台まで進んでいる円安に関連し「過度の変動は望ましくない」とし、政府として市場の動向を注視しつつ万全の対応を行うと述べた。

林官房長官は、為替相場の動向や為替介入について具体的な見解を示すことは市場に不測の影響を及ぼす可能性があるため控えるとしつつ、「為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要であり、過度の変動は望ましくないと認識している」と指摘。その上で「政府としては、為替市場の動向をしっかりと注視しつつ万全の対応を行っていきたい」と述べた。

© ロイター