中国新疆ウイグル自治区、新エネ設備容量7千万キロワット超す

中国新疆ウイグル自治区、新エネ設備容量7千万キロワット超す

新疆ウイグル自治区・ウルムチ北部にある太陽光発電基地。(資料写真、ウルムチ=新華社記者/杜剛)

 【新華社北京4月25日】中国送電大手、国家電網傘下の国家電網新疆電力はこのほど、新疆ウイグル自治区の新エネルギー発電設備容量が7千万キロワットの大台を超え、7002万1千キロワットに上ったと明らかにした。自治区の発電設備容量(1億5千万キロワット)の半分近くを占め、新エネ設備容量の規模と割合は全国上位に立った。

 国家電網新疆電力の担当者によると、新エネルギー発電の設備容量は年末までに8900万キロワットを超え、自治区最大の電源になる見込みという。

 新疆ウイグル自治区は中国の総合的なエネルギー基地の一つで、風力エネルギーの資源量や太陽エネルギーの年間日射量が全国上位にある。自治区はここ数年、エネルギー資源の優位性を十分に生かし、再生可能エネルギーの発展に力を入れ、エネルギー構造の調整を継続的に推進してきた。砂漠・ゴビ・荒漠地域では、大規模な風力・太陽光発電基地の建設工事を急ぎ、新エネルギーの大規模で集約した開発・利用を基本的に実現し、新エネルギー産業の規模を拡大した。

 国家電網新疆電力は新エネルギーを主体とする新型電力システムの構築を加速し、「四つの域内送電網、四つの域外送電網」からなる基幹送電網を築き、増え続ける新エネルギー発電所の基礎を着実に固めた。

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