福岡県嘉麻市の住宅で去年、74歳の男性が義理の弟に刺されて死亡し、弟も現場で自殺したとされる事件で、警察が弟を殺人の容疑で容疑者死亡のまま書類送検したことが分かりました。
警察などによりますと去年9月、嘉麻市熊ヶ畑に住む田原廣行さん(74)が、家に押しかけた男に包丁のような物で刺されて死亡しました。
刺した男は現場で遺体で見つかっていて、警察は田原さんの義理の弟(77)と断定、警察は自殺と判断しています。
その後の取材で、殺人事件として調べていた警察が25日、義理の弟を容疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検したことが分かりました。
2人の間には、遺産や相続などをめぐり意見の違いがあったとみられています。