【速報】田尻善裕熊本市議『上告を棄却』 近く公職選挙法違反の罪が確定し田尻被告は失職へ

公職選挙法違反の罪に問われている熊本市議会議員の田尻善裕(たじり よしひろ)被告(60)の上告が棄却されました。

近く有罪判決が確定して、田尻被告は議員の資格を失います。

田尻善裕市議は、去年(2023年)4月の市議選で、自身への投票を呼び掛ける違法な文書を配ったなどとして、公職選挙法違反の罪に問われていました。田尻被告は2023年7月に自民党を離党しましたが、裁判では無罪を訴えていて、辞職せずに議員は続けていました。

1審の熊本地裁と、2審の福岡高裁の判決では、それぞれ田尻被告の訴えを認めずに有罪判決を言い渡していて、田尻被告側は判決を不服として上告していました。

上告を受けて最高裁判所第2小法廷は、22日付でこの上告を棄却する決定をしました。

これにより、公民権停止5年が付いた罰金30万円の有罪判決が近く確定して、田尻市議は議員の立場を失います。

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