信号機の電源確保へ発電機を寄贈 石川県庁前では停電想定の訓練も

災害などで停電した信号機を復旧するために使われる発電機が、25日石川県警に贈られ、金沢市内でさっそく訓練が行われました。

県警によりますと、能登半島地震では、少なくとも148基の信号機が停電し、仮復旧のために発電機が使われました。今後も地震などの災害時に迅速な復旧に役立ててもらおうと、信号機の工事業者などが加盟する業界団体が、20台の発電機を県警に贈りました。

全信工協会・大塚勝弘理事長「信号機が現場にある時には電源がないことには仕事にならないので、まずはそこで使っていただくということになると思う」

このあと、県庁前の交差点では停電を想定した訓練が行われ、災害対策課の警察官らが、発電機を使った信号機の復旧や、手動で信号を操作する方法を確認しました。

寄贈された発電機は、珠洲市や輪島市を中心に県内の各警察署に配備されます。

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