大谷翔平 弾丸二塁打3本 打率3割7分1厘など7部門でメジャートップ 得点圏でも2打数2安打

3本の二塁打を放った大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は24日(日本時間25日)に敵地ワシントンでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、二塁打を3本放ち、6打数3安打2打点だった。打率3割7分1厘でメジャートップをキープした。前日23日(同24日)に放った自己最速118・7マイル(約191キロ)弾に続く衝撃に地元ファンも大興奮だ。チームは11―2で勝って3連勝し、4カードぶりのシリーズ勝ち越しを決めた。

ナショナルズ・パークに連夜の衝撃だ。弾丸二塁打の1本目は初回一死無走者で放った。先発右腕アービンの1ストライクからの2球目、ほぼ真ん中の96・7マイル(約155・6キロ)のフォーシームを振り切った。打球速度115・6マイル(約186キロ)の光速ライナーで右中間を真っ二つ。4番スミスの中前適時打で先制のホームを踏んだ。

2本目は7―2の8回一死二塁。4番手の右腕レイニーがカウント1―2から投じた4球目、外角の93・9マイル(約151キロ)のフォーシームを右中間へ適時二塁打。打球速度は105・7マイル(約170・1キロ)だった。

3本目は6点リードの9回二死一、三塁で5番手の右腕M・バーンズを捉えた。前夜、打球速度118・7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の衝撃弾を浴びた反省からフォーシーム2球続けたカウント1―1からの3球目、外角高めの92・8マイル(約149・3キロ)のフォーシームをバットで逆方向に押し込んだ。打球速度101・9マイル(約164キロ)で左中間最深部へ。客席から大歓声が挙がったが、フェンスを直撃すると一転、大きなタメ息に変わった。飛距離386フィート(約118メートル)は8回にぺヘスが左翼席に放った2号の飛距離375フィート(約114・3メートル)を上回っていた。

3―0の2回一死一塁はカットボールを引っ張った打球速度96・3マイル(約154・9キロ)の強烈なゴロが一塁手の正面に飛び、一ゴロ併殺打。4回一死一塁はカットボールをはじき返すも中飛。打球速度は99・4マイル(約159・9キロ)だった。6回一死無走者は空振り三振だった。

この日は3本の二塁打を含め打球5本が95マイル(約152・9キロ)以上の打球を指す「ハードヒット」だった。心配された得点圏でもこの日、適時二塁打2本。これで25打数5安打、打率2割に上昇した。

試合終了時点で大谷は打率、39安打、14二塁打、長打数21、73塁打、長打率6割9分5厘、OPS1・128がメジャートップ。しかし、快進撃は始まったばかりだ。

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