食のシェア空間誕生 団地一角にキッチン 開業目指す人後押し

「シェアベース洋光台」を運営する「まちまど」で、共に代表理事を務める青山さん(右)と澤田美帆さん=19日、横浜市磯子区

 横浜市磯子区の洋光台中央団地の一角に、食のシェア空間「シェアベース洋光台」がオープンした。本格的なキッチンなどを完備し、飲食店の開業や料理教室の開催を目指す人らを支援。食を通じてつながりを持つことができる地域の居場所を目指す。運営する団体は「全ての人の暮らしに共通する『食』をきっかけに、交流を深めてほしい」と期待している。

 3月に完成した施設は2階建て。1階の「チャレンジキッチン」はオーブンレンジやガスこんろといった調理器具、椅子やテーブルなどの内装品を取りそろえ、自分の店を出す前にカフェやレストランの営業を試すことができる。

 2階の「コミュニティスペース」にもキッチンがあり、料理教室や子ども食堂などに活用できる。

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