山下智久『ブルーモーメント』“新戦略”も2人のメイン女優が買った「不評」 永瀬廉映画にもリンクか

山下智久、永瀬廉(King&Prince)(C)ピンズバNEWS

4月24日、山下智久(39)主演の連続ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系/水曜夜10時~)の第1話が放送された。

ドラマ『ブルーモーメント』は、山下演じる晴原柑九朗(はるはら・かんくろう/山下)ら、SDM(特別災害対策本部)が最前線で人命救助をする物語。原作は漫画家・小沢かな氏の作品で、気象庁気象研究所主任研究官の荒木健太郎氏が監修を務める漫画『BLUE MOMENT ブルーモーメント』(KADOKAWA)。

【以下、『ブルーモーメント』の第1話のネタバレを含みます】

「第1話は雪山を舞台に、SDM(特別災害対策本部)が雪崩に巻き込まれた要救助者を助ける、という内容でした。チームで救命活動をする姿や、拠点となる特殊車両の雰囲気などから山下さんの代表作『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』シリーズ(フジテレビ系/08年7月~)や、鈴木亮平さん(41)主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系/21年7月期)を連想する視聴者も多いですね。

ラストは非常に続きが気になる衝撃の展開でしたが、放送後に第2話の“先行配信”が発表されており、注目を集めています」(テレビ誌編集者)

『ブルーモーメント』は毎週放送終了後、フジテレビの動画配信サービス『FOD』で次週エピソードが先行独占配信される。同枠の向井理(42)主演作『パリピ孔明』(23年10月期)でも用いられたフジテレビの新たな戦略だが、

《前のめりで1話見て…続きが気になりFODで2話先行視聴しちゃった》
《FODで2話までイッキにみた。期待通り》

と、先行配信を楽しんだ視聴者の声が、X(旧ツイッター)に多く寄せられている。

「雪山を舞台にした手に汗握る救出劇、専門用語が多くて難解だけど状況は把握しやすい脚本、何よりも主演の山下さんの圧倒的な説得力。主人公としての存在感は抜群で、演技も素晴らしかった。連ドラの初回として視聴者を引きつける、非常にクオリティの高い内容でした。第2話を待ちきれない人が多いのも納得ですよね。

ただ一方で、本作のメインのヒロイン2人の演技には、視聴者から厳しい声も寄せられてしまっていますね」(前同)

『ブルーモーメント』には、出口夏希(22)と本田翼(31)が出演している。

出口が演じているのは山下演じる晴原の新米助手の雲田彩(くもた・あや)。本田が演じているのは、晴原の婚約者だったが、災害によりすでに死亡している園部灯(そのべ・あかり)。

まだ若い出口は本作がGP帯連ドラなのだが、

「出口さん演じる彩は不愛想な晴原に物怖じせずにハッキリと不満をぶつけたり、実体験から予期せぬ災害の怖さを市民に訴えかけたりと、感情的になる場面が多いキャラクターです。それもあってか、表情が強張っていたり、声の張り方が一本調子になっているように見えるところがありますね。

これまで出口さんは、森七菜さん(22)とのダブル主演作『舞妓さんちのまかないさん』(23年1月/Netflix)など、等身大な感じが生きた配役の作品は好評だったため、視聴者からは”演技力というより作品が合ってないのでは”という声も出ていますね」(前同)

■出口は『ブルーモーメント』の放送翌日に配信映画の予告も解禁

出口と比べるとキャリアも長い本田の演技にも厳しい意見が上がってしまっているのだが、

「本田さん演じる主人公の婚約者だった灯は、普段の本田さんのイメージに近い、明るく前向きな雰囲気のキャラクター。山下さんと共演するシーンはいかにも婚約者らしい、良い空気感も演出できていました。

ただ、以前から本田さんは発声が独特で、 “~だよねっ”など語尾の言い方にクセがあると言われていました。今回もその辺りに難色を示す視聴者は多いですね」(前出のテレビ誌編集者)

出口と本田の演技には、

《出口夏希ちゃんの演技すごい。チームに入ったところのユニフォームを見た時の表情の変化や喜び視線、仕草で表現される演技がすごかった》
《ばっさー演技上手になっている!》

など好意的な声もあるが、

《本田翼さんは相変わらず、、、って演技で出口さん?て方は演技初めて見たけど喋り方気になる可愛いけどね》
《(出口は)見た目良くても滑舌悪すぎて演技も微妙で作品の質が落ちる。期待してたのにあなたの演技で断念したいよ…》
《面白そうだけど、出口夏希の演技がイマイチ。もっと大人っぽい女優さんいなかったの》
《出口夏希も舞妓さんちでの快演を帳消し上書きされないか心配…》

といった両者の演技への厳しい意見が、Xにも多く寄せられている。

そんな出口には、『ブルーモーメント』初回放送の翌日の25日朝にこんな発表も――。

「出口さんは、King&Prince・永瀬廉さん(25)主演のNetflix配信映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。(『よめぼく』)』にメインヒロインとして起用されていますが、25日朝に同作品の配信が6月27日だと正式に発表され、予告編も解禁されたんです」(前出のテレビ誌編集者)

出口が映画『よめぼく』で演じるのは、タイトル通り“余命半年のヒロイン”桜井春奈。予告では水彩画を描きながら明るい声で「天国。私がもうすぐ行くところ」と話す姿もあり、

《なんだ…この出口夏季ちゃんの透明度は…》
《ブルーモーメントとは全然違った演技が見られそう》

といった声が寄せられている。

「出口さんは、『よめぼく』の予告編での儚げな雰囲気が高く評価されていて、“透明感が凄い”という声も多いですね。ただ、配信は4月クールのドラマである『ブルーモーメント』終盤の時期。『ブルーモーメント』は始まったばかりですが、このまま出口さんの演技にマイナスのイメージがついたままでは『よめぼく』での評価にも影響が出るかもしれませんよね。

もちろん『ブルーモーメント』の出口さんの演技を評価する声はあるし、まだ彼女が演じる雲田彩が描かれたのは1話分のみ。出口さんは、今回の『ブルーモーメント』でネイティブな北京語を話す場面のために猛勉強するなど、相当な努力家でもある。現場にも慣れてきたであろう第2話以降の演技に期待したいですね」(前同)

第1話ではメインの2人の女優の演技に厳しい声が飛んでしまった『ブルーモーメント』。2話以降、主演の山下の輝きとともに周囲の俳優陣の活躍にも注目だろう。

© 株式会社双葉社