ドイツの公的債務、24年はGDP比64%に小幅上昇

[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツ財務省は24日、2024年の債務残高の国内総生産(GDP)比率が64%と、23年の63.6%から小幅に上昇するとの見通しを示した。その後は着実に低下し、28年には62%になると予想している。

ドイツの債務のGDP比率は他の欧州連合(EU)加盟国と比べると低水準だが、EUの財政規則が定める60%は上回る。

財務省は「この道筋をさらに野心的なものにするには、成長加速に向けた追加措置が必要だ」と説明した。

24年の財政赤字のGDP比率は1.75%と、前年の2.5%から低下すると予想している。EU財政規則が定める3%以内に収まる見通し。25─28年は1─1.5%に低下すると見込んでいる。

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