病院でBCGワクチンの接種準備ミス 通常より濃い濃度 2016年からの約8年間 現時点で副反応の報告はなし【香川】

香川県綾川町の病院でBCGワクチンの準備ミスがあり、一部の人に通常より濃い濃度のものが接種されていたことがわかりました。

ミスは2016年からの約8年間にわたるとみられ、副反応についての報告は現時点ではないとしています。誤りがあったのは綾川町国民健康保険陶病院で、病院のホームページなどで公表されたものです。

それによりますと、2016年4月ごろから今年3月8日までの一部の日に、準備の段階で乾燥ワクチンを本来0.15ミリリットルの生理食塩液でうすめるべきところ、0.1ミリリットルでうすめたため、通常より濃いワクチンが接種されたということです。

準備を担当した複数の職員が誤って作業をしていたということです。この期間に接種を受けたのは712人いて、該当するのはこのうちの一部だとしています。

病院の調査で、副反応に関する明らかな事例はいまのところないということで、病院は接種を受けた人に謝罪するとともに相談窓口を設けています。

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