【独自】「何かされるかと思い恐怖」 渋谷区発砲事件前、容疑者とみられる男が停車中のタクシーに押し入ったか

東京・渋谷区で19日、車が警察官に向かって突っ込み、警察官が発砲した事件で、逮捕された男とみられる人物が事件前、タクシーにいきなり押し入っていたことがわかった。
運転手が、FNNの取材に当時の状況を語った。

発砲事件前にタクシーに押し入ったか

この事件は19日午前6時半ごろ、渋谷区本町の路上で、田中陸容疑者(21)が運転する車が警察官(30代)に向かって急発進したため、警察官が拳銃を発砲したもの。

捜査関係者によると、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された田中容疑者とみられる男が、事件の1時間半前、現場から2km離れた路上で、停車中のタクシーにいきなり押し入り、助手席にあったかばんをあさったという。

被害男性は、「まさしくこの場所ですね。後ろから回り込んで助手席から入ってきました。何かされるかと思って恐怖でしたね。叫びながら入ってきましたので」と当時の状況を語った。

その後、男は自転車で逃走したということで、警視庁は田中容疑者とみられる人物が何かを奪った可能性がないか慎重に調べている。
(「Live News days」4月25日放送より)

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