佐賀県有田町の陶山神社で、修復に出されていた磁器でできた狛犬とその台座が戻り、25日朝神事が行われました。
焼きものの町、有田の陶山神社は参道を線路が横切る全国的にも有名な神社です。
拝殿前の狛犬と台座は磁器で、約140年前に十代今泉今右衛門さんが手がけ奉納されたものです。
壊れ、欠けていた部分を人間国宝、当代の十四代今右衛門さんが手掛け、去年から京都の会社で修復されていました。
十四代今泉今右衛門さん「現代のものと明治に作った十代のものが上手く融合されているのを見てほっとした心境」
25日は、本殿や鳥居の改修工事完成神事も行われました。長旅から戻った狛犬がにらみを利かせているようでした。