“司令官・指揮官”キャラといえば? 3位「ガンダムSEED」マリュー、2位「進撃の巨人」エルヴィン、1位は「ガンダム」ブライトさん <24年版>

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

2024年春アニメの中には『怪獣8号』や『戦隊大失格』など、司令官・指揮官が登場するタイトルが複数存在します。

組織のトップとして部下たちを率いるキャラクターは魅力的に見えるものです。的確な指示を与えて好機を見いだしたり、奇想天外なアイデアで窮地を脱したり、部下には秘密にしている野望があったりと、描かれ方もさまざまです。

そこでアニメ!アニメ!では「“司令官・指揮官”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。4月11日から4月15日までのアンケート期間中に487人から回答を得ました。
男女比は男性約50パーセント、女性約45パーセント、無回答が約5パーセントで、男女ほぼ同数。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

■SFロボットアニメの司令官・指揮官が複数ランクイン

第1位

1位は『機動戦士ガンダム』のブライト・ノア。支持率は約7パーセントで、昨年の3位からランクアップしました。

「まだ10代の士官候補生でありながらホワイトベースの艦長になり、アムロなどの問題児たちを抱えながらも激戦を生き抜いてきたから。真面目ゆえに堅物のイメージが強いけれど、ときには嫌われ役を買って出ることもできる優秀な指揮官です」や「『機動戦士ガンダム』のホワイトベースから『逆襲のシャア』のラー・カイラムまで、多くの艦で指揮を務めたブライト艦長。『逆シャア』ではアムロとお互いにタメで話す間柄になっていて、歴戦をくぐり抜けてきた二人の絆を感じた」と多くのシリーズに登場する艦長がランクイン。
ブライトは『閃光のハサウェイ』の主人公・ハサウェイの父であり、第2部の仮題が『サン オブ ブライト』と発表されていることから、続編に期待する読者も複数いました。

第2位

2位は『進撃の巨人』のエルヴィン・スミス。支持率は約5パーセントで、昨年のトップから順位を一つ下げました。

「調査兵団13代団長として時に非情な決断も厭わないが、この人にならついて行きたいと思わせる魅力にあふれている。ウォール・マリア奪還作戦での勇姿は忘れられません」や「悪魔と呼ばれながらも、死んでいった仲間や人間の未来のため、先頭に立って進み続けた立派な団長だから。“心臓を捧げよ!”というセリフが最も似合う人物だと思う」と揺るぎない信念や決断力に絶賛のコメントが届きました。昨年アニメもフィナーレを迎えたタイトルのキャラクターが上位に入っています。

第3位

3位は『機動戦士ガンダムSEED』のマリュー・ラミアス。支持率は約4パーセントで、昨年の8位からトップ3に入りました。

マリューは地球連合軍の大尉で、アークエンジェルの艦長を任されることになります。「本来は副長だったのに、敵の強襲で上官が戦死したため急遽艦長になった苦労人。公開中の劇場版『SEED FREEDOM』では世界平和監視機構・コンパスに所属し、有能な指揮官として活躍していました」や「三石琴乃さんの“てーッ!(撃て!)”というセリフが気持ちいい。第1作から数々の戦場を駆け抜けてきた人なので声を聞くと安心できますね」と女性キャラクターが登場。映画が大ヒットしていることも昨年から順位を上げた理由でしょう。

■そのほかのコメントをご紹介!

『文豪ストレイドッグス』福沢諭吉には「武装探偵社の社長で個性豊かな社員たちを一声でまとめられるのがスゴイ。自由奔放な乱歩さんですら従うほどのリーダーシップ! 誘拐された敦くんを救出するエピソードも好きです」。
『幼女戦記』ターニャ・デグレチャフには「圧倒的な指導力と戦略の狡猾さでどんどん出世していくのが面白いから。部下を鼓舞する悠木碧さんのセリフにも勢いと圧力があって、兵の士気が上がること間違いなし!」。

『劇場版 幼女戦記』キービジュアル第2弾(C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/劇場版幼女戦記製作委員会

『宇宙戦艦ヤマト』沖田十三には「病身に鞭打ちながらもイスカンダルへの航海を成功させて地球を救った英雄。リメイク作品の『2199』でも死中に活を求める沖田戦法が炸裂していてカッコ良かった。その志が古代進の中に受け継がれているのも浪漫です……」。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュ・ランペルージには「奇想天外な戦略やトラップ、相手の心理を裏手に取る話術を使って敵味方問わず騙していくルルーシュに毎週驚かされました。ゲーム『ロストストーリーズ』での主人公とのやり取りも面白い」と最新作『奪還のロゼ』の劇場上映を控えるタイトルにも投票がありました。

『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

2024年版では昨年から順位が入れ替わっており、ランキング上位はSFやロボットもののタイトルが目立つ結果に。また『新世紀エヴァンゲリオン』や『進撃の巨人』、『ガールズ&パンツァー』など、複数のキャラがランクインしたタイトルもありました。

■ランキングトップ10

[“司令官・指揮官”キャラといえば? 2024年版]
1位 ブライト・ノア 『機動戦士ガンダム』
2位 エルヴィン・スミス 『進撃の巨人』
3位 マリュー・ラミアス 『機動戦士ガンダムSEED』
4位 沖田十三 『宇宙戦艦ヤマト』
5位 ルルーシュ・ランペルージ 『コードギアス 反逆のルルーシュ』
6位 碇ゲンドウ 『新世紀エヴァンゲリオン』
7位 ターニャ・デグレチャフ 『幼女戦記』
7位 ヤン・ウェンリー 『銀河英雄伝説』
9位 葛城ミサト 『新世紀エヴァンゲリオン』
9位 ヘルパーT細胞 『はたらく細胞』

(回答期間:2024年4月11日~4月15日)

■ランキングトップ20

[“司令官・指揮官”キャラといえば? 2024年版]
1位 ブライト・ノア 『機動戦士ガンダム』
2位 エルヴィン・スミス 『進撃の巨人』
3位 マリュー・ラミアス 『機動戦士ガンダムSEED』
4位 沖田十三 『宇宙戦艦ヤマト』
5位 ルルーシュ・ランペルージ 『コードギアス 反逆のルルーシュ』
6位 碇ゲンドウ 『新世紀エヴァンゲリオン』
7位 ターニャ・デグレチャフ 『幼女戦記』
7位 ヤン・ウェンリー 『銀河英雄伝説』
9位 葛城ミサト 『新世紀エヴァンゲリオン』
9位 ヘルパーT細胞 『はたらく細胞』
11位 コンボイ(オプティマスプライム) 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』
11位 太宰治 『文豪ストレイドッグス』
13位 鶴見中尉 『ゴールデンカムイ』
14位 ヴラディレーナ・ミリーゼ 『86-エイティシックス-』
14位 西住みほ 『ガールズ&パンツァー』
16位 ダージリン 『ガールズ&パンツァー』
17位 大神一郎 『サクラ大戦』
18位 森鴎外 『文豪ストレイドッグス』
19位 リヴァイ 『進撃の巨人』
19位 城戸正宗 『ワールドトリガー』

(回答期間:2024年4月11日~4月15日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。

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