女子版ACLプレ大会決勝の開催が一転して決定! 日本からは浦和が出場

WEリーグは25日、アジアサッカー連盟(AFC)より『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament 決勝』を日本をホストとして開催する決定が正式におりたことを発表した。

本大会は、昨年女子クラブのアジアナンバーワンを決定する『AFC Women’s Champions League 2024』のプレ大会として開催されていたが、AFCより決勝については実施しない通達が下されていた。

しかし、これを受け、WEリーグは三菱重工浦和レッズレディースとともに、試合を行わない判断の説明、ならびに決勝開催の再考を依頼するレターをJFA(日本サッカー協会)を通じてAFCに提出。その結果、AFC、JFA、WEリーグ、三菱重工浦和レッズレディース、大韓サッカー協会(KFA)、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)で協議をする機会を得て、その場で改めてAFCが決勝実施の方向で再考することとなったという。

その後、JFAと三菱重工浦和レッズレディース、KFAと仁川現代製鉄レッドエンジェルズに同試合への参加、およびホスト開催の意思があるかを確認。JFA、三菱重工浦和レッズレディース、WEリーグは協議の上、参加する意志と併せ、ホスト国として手を上げ、その結果正式に決勝の開催が決定したことが伝えられている。

なお、試合は5月10日(金)18時キックオフ予定に決まり、試合は『浦和駒場スタジアム』で開催されることとなった。

開催が決定したことを受け、WEリーグの高田春奈チェアは以下のようにコメントを発表している。

「世界の女子サッカーが発展していく中、アジアにおいても女子のチャンピオンズリーグが2024-25シーズンから正式に始まることが決定しています。その中で、AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournamentは非常に重要な位置づけであり、それを成功させるために日本を代表して三菱重工浦和レッズレディースさんが予選を戦っていました」

「決勝がいったん白紙になったことに驚きつつも、AFC、対戦相手である仁川現代製鉄レッドエンジェルズさん、大韓サッカー協会、そしてJFA、三菱重工浦和レッズレディースさんと協議を重ね、この度、決勝開催の運びとなりました。

「女子サッカーの発展の過程に困難はたびたび訪れますが、どんな時もその価値を信じて、諦めずに関係各所が手を携えていくことが重要であり、この大会の成立も一つのチャレンジだったと思います。まずはこの大会を成功させるべく、関係各所と共に準備を進め、これからもアジアの女子サッカーをけん引して行く存在としてWEリーグの強さを示していけるよう、クラブの皆様と邁進してまいります」

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