パリス・ヒルトン 2000年代タブロイド文化のドキュメンタリーを計画「悔しい思いを代弁」

パリス・ヒルトン(ロイター)

今や2児の母親となった、かつての〝お騒がせセレブ〟パリス・ヒルトン(43)が、2000年代のタブロイド文化をテーマにしたドキュメンタリーシリーズを計画。パリス自身やブリトニー・スピアーズ、キム・カーダシアン、リンジー・ローハンら人気セレブたちが当時、タブロイドメディアの扱いにどう対応したのか、彼女たちの目線から振り返るというもの。

米誌「バラエティ」などによると、同シリーズはパリスの番組制作会社11:11メディアが手掛け、女性蔑視が当たり前だった2000年代前半のポップカルチャーを追った英コラミスト、サラ・サラ・ディトゥム氏の最新刊「Toxic:Women, Fame, and the Tabloid 2000s(有害:女性、名声と2000年代のタブロイド)」をもとに制作される。

同著が焦点を当てたのは、ほかにジャネット・ジャクソン、ジェニファー・アニストン、故エイミー・ワインハウス、米歌手アリーヤとWWFで活躍した女子プロレスラー・チャイナの計9人。

パリスによると、同シリーズでは自身やそれぞれのセレブたちが00年代を通じて、タブロイドメディアの〝有害な論調〟に直面し、それとどう葛藤し、乗り越えてきたかを描くという。「世間の厳しい目の中で、同様の経験をし、悔しい思いをした人たちの言い分をドキュメンタリーシリーズが代弁できると思う」と話した。

具体的に同シリーズは、当時の芸能メディアで大きく報じられたパリスとリンジーの不仲や、ブリトニーの精神崩壊、キムのセックスビデオ流出事件などの真相を当事者となった本人たちに迫るという。制作時期や放送媒体などについてはまだ決まっていない。

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