列車内で女性のシャツとジーンズを切り裂いた疑い「困る姿を楽しむため」警察官が目撃 同様の被害も発生 福岡

JR鹿児島線の列車内で専門学校生の服をカッターナイフで切り裂いたとして、自称、派遣社員の36歳の男が25日、逮捕されました。4月に入り同様の被害が2件起きていて、余罪の有無についても調べています。

器物損壊の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の自称、派遣社員、牧康平容疑者(36)です。

警察によりますと牧容疑者は25日午前8時50分ごろ、JR千早駅からJR吉塚駅の間を走行中の列車で、立っていた18歳の専門学校生に後ろから近づき、シャツの背中をおよそ3センチ、ジーンズの腰から尻にかけて7センチ、カッターナイフで切り裂いた疑いです。

女性にケガはなく、服を切られたことにも気づいていなかったということです。

警戒中の警察官が切っているところを目撃し、JR吉塚駅で降ろして現行犯逮捕しました。

警察の調べに対し、容疑を認めた上で「切られた女性が困る姿を楽しむために切った」と話しているということです。

博多警察署は4月に入り、同様の被害をほかに2件確認していて、いずれも列車内で起きた可能性があるとして、牧容疑者の余罪の有無についても調べています。

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