「OPUS」シリーズが映画「青春18×2 君へと続く道」とのコラボイラストを公開!

集英社ゲームズは、台湾のゲームスタジオ・SIGONOの手がける「OPUS: Prism Peak」および「OPUS」シリーズにおいて、2024年5月3日公開予定の映画「青春18×2 君へと続く道」のスペシャルコラボレーションイラストを公開した。

今回のスペシャルコラボレーションイラストは、「青春18×2 君へと続く道」制作にあたり、実際にある「OPUS」シリーズを作中に起用したり、SIGONOの創業メンバーでありプロデューサーのブライアン・リー氏のエピソードをもとにしたゲーム開発シーンの制作協力や、プロットのコンサルタンティングを行った縁で生まれたものであり、今回の公開にあわせたかたちで描き下ろしたものとなる。

映画「青春18×2 君へと続く道」の主人公・ジミー(シュー・グァンハン)は、自分が立ち上げたゲーム会社の社長を解任されるところから物語が始まる。18年前台湾で出会った日本人バックパッカー・アミが帰国した後、大学生の頃からゲーム作りに打ち込んできたジミー。そんなジミーたちが開発したとされるのがこの「OPUS」シリーズとなっているという。

コラボレーションイラストには、「青春18×2 君へと続く道」 の実写ポスターをイメージし、「OPUS」シリーズ最新作である「OPUS: Prism Peak」のトレーラーに登場する二人のキャラクターを中心に、過去作のリン・フェイとエイダを、コラボレーションイラストとして特別に描き下ろしている。

以下、発表情報をもとに掲載しています

■「青春18×2 君へと続く道」について

始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。時が経ち、現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取る。初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。 東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう。鈍行列車に揺られ、一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せる。たどり着いた先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは。

■ブライアン・リー氏のショートインタビュー

――今回、 「OPUS」シリーズと、「青春18×2 君へと続く道」のスペシャルコラボレーションが実現しました。スペシャルコラボレーションでは、描き下ろしのイラストの公開を実施していましたが、そもそも劇中では主人公のジミーが「OPUS」シリーズを手掛ける会社の社長であるなど、その関わりは強いものであると思います。どのようなきっかけがあったのでしょうか。

ブライアン・リー氏:もともと、「青春18×2 君へと続く道」は、台湾のネット上で話題の紀行エッセイ「青春18×2日本鈍行放浪記(中国語原題:日本慢車流浪記)」を映画化したもので、著者の藍狐さんは私の元同僚であるだけでなく、とても親しい友人でもあります。この作品が映画としてリメイクされることになったとき、藤井道人監督が映画をよりリアルなものとするため、「OPUS」シリーズを作ったわたしの実体験をインタビューするため、わざわざ台湾を訪れてくれました。そこからの縁で、よりリアルな描写にするため、実際にある「OPUS」シリーズを起用していただくことになり、そこから我々がゲーム開発シーンの制作協力や、プロットのコンサルタンティングも行うことになりました。

――実際、劇中ではどのように「OPUS」シリーズが扱われているのでしょうか?

ブライアン・リー氏:さまざまな場面で、さまざまなかたちで「OPUS」シリーズが登場していますが、それ以上にもっと根本的な関わりがあると思っていて、それは、この映画は、ある意味「OPUS」シリーズが伝えたかった感情を忠実に再現しているからです。「OPUS」シリーズはゲームですが、そこで大切にしている感情部分の映像化に成功したのがこの作品だと思っています。ちなみに、「OPUS:魂の架け橋」のなかで重要なセリフが映画に反映されているのですが、ここはネタバレをせずにぜひご自身でご覧になってください(笑)。

――「OPUS」シリーズそのものが使用されるのはもちろんのこと、予告編でも見られるように、主人公は「スラムダンク」をはじめとして、日本の音楽・アニメが好きということになっており、 「スラムダンク」が大好きで、日本のアニメやゲームがゲーム作りの原点になっているというブライアンさんのエピソードとも重複する部分もあると感じています。実際、ブライアンさんのエピソードはどの程度活用されているのでしょうか?

ブライアン・リー氏:監督にはいくつかのストーリーを提供しました。例えば、SIGONOのディレクター・スコットと、わたしが学校の廊下で初めて出会って一緒にゲームを作ろうと決めたこと、そして初めてゲームを作って歓声を上げたときのこと。これらは実際のわたしたちのエピソードとしてお話しさせていただいたものです。そのため、藍狐さんのエッセイで書かれた彼自身の人生と、わたしの経験が混ざって映画が完成しており、不思議な気持ちとともに、とても興味深い構成になっていると感じました。

――その他、映画の中で「OPUS」シリーズやブライアン氏とリンクしている部分があれば教えてください。

ブライアン・リー氏:初めて監督と雑談した際、「普段はどんな格好をしているんですか?」と聞かれて、わたしの普段の服装が採用されたようです。わたしの普段の、本当に普通の服装が、まさか衣装として採用されるなんて……とかなり心配していたのですが、実際ジミーを演じたシュー・グァンハンさんがとてもハンサムで、大事なのは服装ではなく、その人自身なんだなと理解しました。 (笑)

―― 「OPUS: Prism Peak」 を楽しみに待っているファン、また、「OPUS」シリーズファンに、最後に一言お願いします。

ブライアン・リー氏:藤井道人監督が映画とゲームをこれほどうまく組み合わせたことは本当に素晴らしいと思っています。また、「青春18×2 君へと続く道」は、「OPUS」シリーズの作品がずっと伝えたかった感情やメッセージを忠実に再現しているので、「OPUS」シリーズのファンは「青春18×2 君へと続く道」を、「青春18×2 君へと続く道」を観て良い感情を持っていただいた方は「OPUS」シリーズをきっと気に入っていただけると思っております。貴重なコラボなので、みなさんもぜひ映画館に足を運んでいただきたいです!もちろん、新作の「OPUS: Prism Peak」もよろしくお願いいたします。

■ブライアン・リー氏について

カーネギーメロン大学エンターテインメント・テクノロジー・センター(ETC)卒業後、インディゲーム会社SIGONOを設立。「温かみのある切なさ」をIPの感情軸とし、愛と魂に焦点を当て、自分探しの物語を描く「OPUS」シリーズを立ち上げる。これまでに、2016年に東京ゲームショウで開催された「センス・オブ・ワンダーナイト」のトップ8タイトルに選出された「OPUS:地球計画」(2015年)、2018年にFameToneよりプラチナ殿堂入りを果たした「OPUS: 魂の架け橋」(2017年)、2022年にオンライン界最高の栄誉であるウェビー賞にノミネートされた「OPUS: 星歌の響き」(2021年)など、シリーズ3タイトルが全世界で1,100万ダウンロードを突破している。

「青春18×2 君へと続く道」公式サイト
https://happinet-phantom.com/seishun18x2/

「OPUS: Prism Peak」集英社ゲームズ公式サイト
https://shueisha-games.com/games/opus-prism-peak/

「OPUS: Prism Peak」Steamページ
https://store.steampowered.com/app/1947910/OPUS_Prism_Peak/

(C)SIGONO INC. / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES


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