東京エレクトロン デバイス、企業向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」を提供

by 三柳 英樹

東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED) は25日、株式会社エクサウィザーズのグループ会社である株式会社Exa Enterprise AIと販売代理店契約を締結し、「exaBase 生成AI powered by GPT-4(以下、exaBase 生成AI)」を販売開始した。

exaBase 生成AIは、企業がChatGPTを利用する上で課題となるセキュリティリスクを低減し、低コストで企業向けChatGPTを利用できるSaaS型サービス。チャット内容がOpenAI社の学習データとして利用されることを遮断し、マイクロソフトの「Azure OpenAI Service 東日本リージョン」の利用により、すべてのデータ処理を日本国内で完結しているため、安全な利用環境を確保している。

生成AIのデータ処理を国内で完結

管理者が、ユーザーの利用状況の把握や、チャット上で利用する禁止ワードを設定できるなど、企業ごとにセキュリティ強度をカスタマイズする機能を有しているため、さらに安全性を高められる。

企業内の規定や各種資料(PowerPoint、Word、PDF、CSV、txt)との連携により、高精度な解答を作成でき、AI専門家が作成した質の高い回答を引き出すプロンプト(指示文)のテンプレートも標準実装する。

exaBase 生成AIの価格は、ライセンス料が1ユーザーあたり月額900円(税別)。TEDは、exaBase 生成AIの提案により、生成AI技術の活用が進み、顧客のDX推進、業務工数削減による生産性向上、人材教育などへ貢献し、さらなる生成AI技術の普及、発展に寄与していくとしている。

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