5月上旬にかけて 全国的に気温かなり高い 沖縄・奄美は雨の季節早まる傾向か 気象庁1か月予報

 気象庁は25日(木)、向こう1か月(4月27日~5月26日)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、5月上旬にかけては、全国的に気温がかなり高くなりそうだ。

また、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は沖縄・奄美で多い見通し。

■高温に関する早期天候情報

 東北以南の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多い見込み。東北~九州北部(山口県を含む)は4月30日(火)ごろまでと、5月4日(土)ごろからの5日間ほどは、かなり高い日が多くなりそうだ。九州南部や沖縄・奄美も、5月1日(水)ごろからの約5日間は、平年よりかなり高くなる可能性がある。

 このため、気象庁は北海道を除く各地方に、「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。融雪や積雪の多い地域ではなだれにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

【参考】梅雨入りの平年日 沖縄(5月10日ごろ) 奄美(5月12日ごろ)

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