「能登半島地震から学ぶ」 被災しながらも医療を提供し続ける病院の理事長が講演 島根県安来市

2024年1月、能登半島地震で大きな被害を受けたものの、地域に医療サービスを提供し続てきたという病院の理事長による講演会が、このほど、安来市で開かれました。

「想定外を想定せよ。私たちの合言葉でありますけど…」

安来第一病院を運営する社会福祉法人などが開いた、講演会では、石川県七尾市の恵寿総合病院の神野正博理事長が、「能登半島地震から学ぶ」と題し講演しました。

この病院では、東日本大震災をきっかけに事業継続計画を策定。

能登半島地震では、病院の施設や設備などに大きな被害を受けたものの、計画に沿って残された設備を最大限に活用し、地域に医療を提供し続けてきたということです。

自分たちの経験を知識として生かしてほしいなどと話す神野理事長の言葉に、会場の医療関係者らは耳を傾けていました。

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