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2024年4月21日に公開された動画のテーマは「大混戦!衆院東京15区補選」
4月28日に投開票を迎える衆議院東京15区補選の情勢や背景について、日本大学教授の西田亮介氏(社会学者)、ライターの平河エリ氏に解説していただきました。
今回の衆院補選から登場した「候補者タイムショック」もご紹介します!
【このトピックのポイント】
・衆院東京15区補選は、9人立候補で自民不在の大混戦。その構図は
・自民党支持層は、タワマン住民層の票はどの候補へ?
・立候補者の素顔に迫る「候補者タイムショック」
2つの「政治とカネの問題」に揺れる東京15区。9人の立候補者は
大混戦の様相を呈している、衆議院東京15区補選。立候補者は届け出順に、以下の9名です。
・福永 活也氏(新・NHKから国民を守る党)
・乙武 洋匡氏(新・無所属)
・吉川 里奈氏(新・参政党)
・秋元 司 氏(元・無所属)
・金澤 結衣氏(新・日本維新の会)
・根本 良輔氏(新・つばさの党)
・酒井 菜摘氏(新・立憲民主党)
・飯山 陽 氏(新・日本保守党)
・須藤 元気氏(新・無所属)
自民党は不戦敗を選びましたが、その背景は……
西田亮介氏「今までの国政の問題とは別の『政治とカネの問題』が、なぜか続きまくっている。そんな選挙区であるが故に、自民党は候補者擁立を諦めたのでしょう」
西田氏は、「3つの補選のうち、2つ以上負けることを回避するため、自民党が手堅く行ったのだろう」と推測します。
MC伊藤由佳莉「気になるのは、行き場を失った自民支持層の行方ですが、政策、立ち位置的に近い候補には、どの候補が思い当たるでしょう?」
平河氏は、茂木幹事長が乙武氏の推薦を検討していたとの報道があったことから、乙武氏は当初、もう少し保守寄りの政策にしてくるのではないかと予想していたのですが……
平河エリ氏「もともと参院選に出られた頃の政策を打ち立てていることもあり、都民ファーストの会や小池都知事のラベルで乙武氏に行く票もあるけれど、金澤氏、秋元氏、飯山氏あたりに流れる票もあるでしょう」
西田氏「乙武さんと茂木幹事長は何かつながりがあったんですか?」
平河氏「どうなんですかね……(苦笑)」
一方、野党勢力では、当初候補者擁立に動いていた共産党が、立憲民主党の新人、酒井氏支援に回りました。
平河氏は、この動きに加え、4月に東京14区に選挙区替えをしたれいわ新選組の櫛渕万里氏が、酒井氏の応援演説に入ったことにも注目。れいわ・山本太郎代表との距離が近い、立候補者の須藤氏との票の行方を探ります。
一方、自民党と公明党は自主投票。どこへ投票するのか、しないのか?投票率を含めて結果がガラッと変わりそうだ、と西田氏は指摘します。
MC伊藤由佳莉「投票しないという選択肢も出てくるわけですね」
また、東京15区の場合「2つの政治とカネの問題」のトラウマがあります。
・全国的な自民党の「政治とカネ」をめぐる疑惑
・東京15区独自の問題(IR汚職、江東区長選をめぐる汚職事件)
どちらも自民党が関係している中で、自民党へ反発する動きも予想される、と西田氏は推測します。
MC伊藤由佳莉「既存の政治への不信感が、いろんな政党の名乗りにもつながるのでしょうか?」
平河氏は、著名人候補が2名いること、ネットで知名度の高い飯山氏などもいることから、「現代的なひとつの選挙の構図」と位置づけます。
平河氏「自民党が瓦解した後に、いろんな勢力が出てきて票を取り合う、今後を占う選挙区になるのかな、という感じがします」
衆院3補選の開票特番を4月28日(日)19:50~開催します!是非ご覧ください!
>>>開票特番はこちらから
自民不在の中、保守票の行方は?タワマン住民層の票は?
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