「フィールドに落ちてくれ!」大谷翔平の“フェン直二塁打”にまさかの人物も安堵! 球団日本生まれ最多7号はお預け「これであと1日生き残れる」

現地4月24日に敵地で開催されたワシントン・ナショナルズ戦に「2番・DH」でスタメン出場した大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)。9回には、左翼フェンスを越えるかと思われたものの、惜しくもフェンスに弾き返され二塁打になるシーンがあった。

9回2死一、三塁の好機で6巡目を迎えた大谷。マウンドには、前日ホームランを浴びせた好相性のマット・バーンズ。この日、既に二塁打2本を放つ好調ぶりを見せていただけに一発への期待も高まっていた。そんななか、背番号17はボールカウント1-1とした3球目の外角速球を捉えた。大きな弧を描き、フェンス奥まで行ったかと思われた打球だが、徐々に失速しフィールド内に落ちた。
ナショナルズのファンとともにフェンス手前に落ちたことに安堵した人物がいる。球団日本生まれ選手の最多7本塁打を保持するデーブ・ロバーツ監督だ。試合後には、「『フィールドに落ちてくれ』と懇願したと彼に伝えたよ」と米メディア『The Athletic』のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者に明かし、「これであと1日生き残れる」とジョークを交えてコメントした。

6本塁打で足踏みすることになったMVPスター。それでも今季26試合に出場し、39安打、16打点で打率.371、OPS1.128と好成績を収めている。そんな彼の貢献もあり、ドジャースは15勝11敗で、現在ナショナル・リーグ西地区首位を走っている。

構成●THE DIGEST編集部

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