『卵の殻』を使った驚きの活用法12選!捨てずに使えば超万能アイテムに

卵の殻のおすすめ有効活用法12選

卵を料理する際、殻はただのゴミではありません。カルシウムが豊富で研磨性や吸着性に優れる卵の殻は、日常生活で驚くほど多くの方法で再利用できます。

家庭で簡単に試せる、卵の殻を活用した12の便利な使い方をご紹介します。キッチンの掃除からガーデニング、さらには美容まで、卵の殻が役立つシーンは思いのほか多いのです。ぜひ実践してみてください。

1.コップや水筒、花瓶の汚れ落とし

カップや水筒に付着した茶渋や、ガラスのコップ、花瓶の水アカや曇りを、卵の殻を使って落とすことができます。卵の殻だけで汚れを落とす方法は、洗剤を使わずに済むため、赤ちゃんの哺乳瓶の洗浄にも安心して使用できます。ただし、物によってはキズがつく可能性があるため、使用には注意が必要です。

使用方法としては、細かく砕いた卵の殻を汚れた物に入れ、適量の水を加えてシェイクするか、洗剤をつけたスポンジでこすり落とします。

2.ミキサーの洗浄

ミキサーの細かな部分についた汚れや、指を傷つけがちな部分も、卵の殻と少量の食器用洗剤を使って綺麗にすることができます。卵の殻を使った洗浄方法は、ミキサーに水を入れ、砕いた卵の殻と少量の食器用洗剤を加えて2、3回撹拌するだけで効果的です。

3.コゲ落とし

ガスコンロや鍋、フライパンの焦げ付きや油汚れに卵の殻は効果を発揮します。ただし、ホーロー鍋やテフロン加工されたフライパンなど、傷がつきやすいものには使用を控えましょう。

卵の殻を利用した掃除方法には、細かく砕いた卵の殻を汚れた箇所に振りかけ、洗剤をつけたスポンジでこする方法や、砕いた卵の殻を古いストッキングに入れてスポンジの代わりに使う方法があります。

4.ふきんなどの布汚れの漂白

ふきんの除菌や漂白には、卵の殻を活用した煮洗いがおすすめです。卵の殻に含まれる炭酸カルシウムが煮沸することで溶け出し、お湯をアルカリ性に変えるため、自然な漂白効果が期待できます。

この方法で、ふきんをしっかりと漂白するには、3〜5個分の卵の殻を大きめに砕き、数枚のふきんと共に約10分間煮沸します。その後、通常通りの洗濯を行ってください。

5.ナメクジなどの害虫駆除

砕いた卵の殻を植物の根元に散布すると、ナメクジやカタツムリなどの害虫が寄り付きにくくなります。卵の殻の鋭い端が害虫を避けさせる効果があるため、虫除けとしても機能します。使用方法としては、卵の殻を適度に砕いて、鉢植えやプランターの土の表面に均等に散布します。

6.土壌の改良や肥料

卵の殻は土壌を改良し、カルシウムや他のミネラルを供給して植物の成長を促します。酸性の土を中和し、堆肥として分解されることで、土壌の質を向上させ、微生物の活動を促進します。使用する際は、卵の殻をミキサーやフードプロセッサーでパウダー状に砕き、土に混ぜ込んで使います。

7.小さな植木鉢の代用

卵の殻を利用して、小さな植木鉢として観葉植物を育てることができます。卵のパッケージをそのまま使用すれば、水漏れの心配もなくミニプランターが簡単に作れます。ペットボトルのキャップを土台として使用すると、さらにおしゃれな雰囲気になります。

特に、水を少なめに必要とする多肉植物に最適です。卵の殻にマジックや絵の具で装飾を加えると、個性的なインテリアアイテムとしても楽しむことができます。使用方法は、卵の殻の先端を軽く割り、内部の膜を取り除いた後に洗い、土を充填して小さな観葉植物を植えます。

8.殻の内側の膜でフェイスパックする

卵の殻の内側にある「卵角膜」と呼ばれる薄い膜は、アミノ酸やコラーゲンが豊富で、美容効果が期待できます。市販の化粧品にも使用されることがあるこの成分は、自宅で手軽にフェイスパックとして利用できます。卵の殻を割り、卵角膜を慎重にはがして肌に直接貼り、約5分間放置することで、その効果を実感することができます。

9.化粧水やフェイスマスク

卵の殻をリンゴ酢と組み合わせて使用すると、自家製の化粧水が作れます。卵の殻に含まれる成分が肌の再生を助け、肌荒れの改善にも効果があります。自作の化粧水は、フェイスマスクとしても使用可能で、肌にたっぷりと浸透させることでより効果を得られます。

作り方は、卵の殻を細かく砕き、リンゴ酢を加えて1~2日間置いておきます。殻が溶け出し、リンゴ酢と混ざったら使用準備が整います。

10.コーヒーをマイルドにする

コーヒーの苦味を和らげたい場合、卵の殻を活用する方法が効果的です。コーヒーを淹れる際に、細かく砕いた卵の殻をコーヒー豆と一緒にフィルターに入れることで、苦味が軽減され、よりマイルドな風味になります。

この方法では、余計な味は加わらず、苦味のみが抑えられるため、飲みやすいコーヒーを楽しめます。特に、朝のコーヒータイムをより快適にしたい時に試してみてください。

11.ぬか漬けを美味しくしてくれる

ぬか漬け作りに卵の殻を加えると、酸味を和らげて漬物の味をまろやかにします。砕いた卵の殻を漬け込むことで、卵の殻に含まれるカルシウムが酸性度を中和し、ぬか漬けの酸味が抑えられます。この方法で、より美味しく、家族全員が楽しめるぬか漬けが完成します。

12.キャンドルにする

卵の殻を利用して、オリジナルのキャンドルを作ることができます。キャンドル作りは、卵の殻を清潔にしてから、ろうを溶かし流し込むだけ。固まれば、ナチュラルでユニークな形のキャンドルが完成します。

この手作りキャンドルは、エコフレンドリーでありながら、インテリアとしても一味違う雰囲気を演出できるため、お部屋のアクセントやプレゼントにも最適です。

卵の殻は使用前に洗っておくこと

卵は出荷される際に洗浄・殺菌処理が施されているため、通常は洗わずにそのまま使用しても安全です。ただし、本記事で紹介した卵の殻の再利用方法を試す際には、卵の殻を使うことを想定して販売されているわけではありませんので、使用前にはしっかりと洗浄することをお勧めします。

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