25日午後、新型コロナウイルスの15日から21日までの新たな感染確認の状況が発表されました。北海道全体では3.84人、インフルエンザも2.43人で、学校の新学期スタート後も落ち着いた状況が続いています。
新型コロナの新規感染者数は、去年５月８日の「５類」移行後、これまでの全数把握を取り止め、北海道内30の保健所単位で、指定した医療機関からの報告に基づく定点把握となっています。
４月15日から21日までの１週間、30か所の保健所単位で指定した医療機関の報告を平均した１日あたりの新規感染数は、下記のようになりました。３週連続で３人台、落ち着いた状況が続いています。
また、30の保健所別では、前週より増加したのは、旭川市、江別、岩見沢、深川、岩内、苫小牧、江差、名寄、富良野、留萌、北見、紋別、帯広、根室、中標津の15地点で、前週（13地点）より増えましたが、人数は、それぞれ微増にとどまっています。
◆全道 3.84人（前週3.91人、前々週3.86人）
・札幌市 3.69人（前週4.02人）
・小樽市 2.60人（3.00人）
・函館市 5.30人（7.30人）
・旭川市 6.00人（5.00人）
＜石狩、空知、後志地方＞
・江別 6.38人（5.00人）
・千歳 4.25人（4.50人）
・岩見沢 4.63人（4.50人）
・滝川 1.67人（3.17人）
・深川 8.67人（6.00人）
・倶知安 2.00人（4.75人）
・岩内 6.00人（1.00人）
＜胆振、日高、渡島、桧山地方＞
・室蘭 3.00人（4.88人）
・苫小牧 4.25人（3.75人）
・浦河 2.67人（3.33人）
・静内 2.67人（3.33人）
・渡島 1.57人（2.43人）
・八雲 3.67人（6.00人）
・江差 3.33人（3.00人）
＜上川、留萌、宗谷、オホーツク地方＞
・上川 1.33人（1.33人）
・名寄 7.00人（5.80人）
・富良野 10.67人（5.33人）
・留萌 1.00人（0.67人）
・稚内 1.63人（1.88人）
・網走 0.60人（0.60人）
・北見 3.57人（3.43人）
・紋別 2.60人（1.80人）
＜十勝、釧路、根室地方＞
・帯広 5.50人（4.17人）
・釧路 2.09人（3.55人）
・根室 1.00人（0.50人）
・中標津 3.33人（2.00人）
ちなみに、同じ「５類」のインフルエンザの場合、10.00人で注意報、30.00人で警報レベルとされています。
30.00人以上の地点は、９週連続でありません。
10.00人以上の注意報レベルの地点は、北海道では３週ぶりとなる富良野だけです。
※注意報
10.00人以上で、流行の発生前なら、今後４週間以内に大きな流行の可能性あり、発生後なら流行が継続の可能性。
※警報
30.00人以上で、大きな流行が発生、または継続しつつある可能性。解除は、30.00人ではなく、10.00人を下回った段階で。
一方、かつてない感染拡大が続いていたインフルエンザも2.43人まで減少、前週を６週連続で（前週3.87人、前々週6.90人）下回りました。10.00人以上の注意報レベルの地点もありません。
＜30.00人以上＞
・なし
＜10.00人以上＞
・なし
