マンUが今夏にスカッド再編へ?…ラッシュフォードやカゼミーロら10選手の放出検討か

マンチェスター・ユナイテッドが今シーズン終了後の移籍市場で、戦力の大幅な刷新に乗り出す可能性があるようだ。24日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

昨シーズンはプレミアリーグを3位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したほか、カラバオカップを制覇したマンチェスター・ユナイテッド。しかし、さらなる飛躍が期待されたエリック・テン・ハフ体制2年目の今シーズンは、FAカップこそ決勝進出を決めたものの、リーグ戦では序盤から安定感を欠いた戦いが続き、ここまで33試合を消化し勝ち点「53」の6位に留まっている。

今回の報道によると、クラブ株式の25%を所得し共同オーナーとなったサー・ジム・ラトクリフ氏は、“名門復活”に向けたチーム再編に意欲を示しているとのこと。テン・ハフ監督の進退問題も浮上するなか、今夏の移籍市場では多くの既存戦力の放出に踏み切る可能性が高いという。新たにテクニカルディレクター(TD)に就任したジェイソン・ウィルコックス氏を中心に戦力の精査が行われており、既に複数名が放出リストに名を連ねているようだ。

最終ラインでは、6月末に契約満了を迎えるフランス代表DFラファエル・ヴァランに加え、イングランド代表DFアーロン・ワン・ビサカ、同DFハリー・マグワイア、スウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフの合計4名に退団の可能性が浮上しているとのこと。また、中盤ではブラジル代表MFカゼミーロとデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの売却が検討されており、レンタル加入中のモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトについては、保有元のフィオレンティーナに戻る見込みと報じられている。

前線では現行契約が6月末で満了となるフランス代表FWアントニー・マルシャル、ドルトムントにレンタル中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョに加え、“10番”を背負う同FWマーカス・ラッシュフォードも放出リストに名を連ねているという。同選手は現行契約を2028年6月末まで残しているが、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の観点から、適切なオファーが提示された場合にはクラブが売却に踏み切る可能性があると『ミラー』は指摘している。なお、ラッシュフォードに対してはパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が噂されている。

一方で、今夏の獲得候補としては、エヴァートン所属のイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイトやレヴァークーゼン所属のオランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表FWペドロ・ネトらの名前が挙がっているようだ。

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