「国分町で客引きやめて」 仙台中央署、繁華街を巡回

プラカードを掲げながらパトロールする仙台中央署員ら

 繁華街の人出が増える大型連休を前に、仙台中央署と県警生活安全企画課などは23日夜、客引き行為への指導や警戒のため、仙台市青葉区国分町地区を巡回した。
 中央署員や仙台市職員ら約25人が参加。小雨が降る中で「客引き、スカウト行為禁止」と書かれたプラカードやチラシを用意し、路上に立つ人や通行人に注意を呼びかけた。
 署によると、昨年5月の新型コロナウイルスの5類移行後、通行人と客引きのトラブルが増加。地域住民から取り締まり強化の要望も増えている。国分町地区で昨年摘発された客引きは30人に上った。
 中央署の平間貴成生活安全課長は「国分町を訪れる人が安心して飲食ができるよう取り締まりを強めたい」と話した。25日までの3日間は巡回を重点的に実施し、その後も国分町交番を中心に警戒を続けるという。

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