予定より深く掘削、電源ケーブル損傷か 停電で処理水放出停止のトラブル 東京電力福島第一原発

24日に東京電力福島第一原発で停電が発生したトラブルで、作業員が予定よりも深く掘削したことで、電源ケーブルを傷つけたとみられることが分かりました。

24日に福島第一原発で停電が発生し、処理水の海への放出がおよそ6時間半にわたり停止しました。

免震重要棟近くで行われていた掘削作業で電源ケーブルを傷つけたのが原因とみられ、作業を行っていた50代の男性作業員が腕や顔にやけどを負い、病院に運ばれました。作業員は入院はせずに帰宅したということです。

東京電力などによりますと、本来予定にはなかった深さまで掘削したことで、電源ケーブルを傷つけたとみられることが分かりました。

東京電力は、けがをした作業員の回復を待って聞き取りを行い、詳しい原因を調べることにしています。

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