日立ソリューションズ・クリエイト、大学向け証明書自動発行システムのスマホアプリを提供

by 石井 一志

株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは25日、大学向け証明書自動発行システム「UNIPROVE(ユニプルーブ)証明書」のオプションとして、スマートフォン(スマホ)アプリを追加すると発表した。これにより学生は、各種証明書の発行申請から手数料の支払いまでを、スマートフォンから行えるようになるという。価格は個別見積もり。

「UNIPROVE 証明書」は、各種証明書の発行を自動化することにより、窓口業務の負担を軽減するシステム。専用発行機はもちろん、プリンタとPCを組み合わせたカウンタータイプなど、幅広いハードウェア構成に対応しているという。

今回販売開始するオプション製品のスマホアプリは、学生の利便性を高めつつ、大学の業務負担の軽減を図るもの。学生は、「UNIPROVE 証明書」で発行する各種証明書・申請書を、自身が使い慣れたスマホから事前申請し、さらに手数料の支払いをオンライン(キャッシュレス)で決済できるようになる。

申請後、スマホアプリに表示される番号を、大学などに設置された証明書自動発行機に入力するだけで発行できるため、導入前に比べて操作時間が短縮されるとともに、学生が発行機を操作する手間も省けるので、繁忙期における証明書発行の混雑(待ち時間)緩和にもつながるとのこと。

一方で大学は、オンライン決済により現金を取り扱う機会を減らせるため、現金管理業務を省力化できるとした。

また、「UNIPROVE 証明書」のスマホアプリは、大学向け学務情報システム「UNIPROVE 学務」のスマホアプリと連携可能。学生は複数のアプリをインストールすることなく、同一のアプリ上で証明書の発行申請・決済や、大学からの通知、時間割情報、成績情報といった情報の参照や、履修申請、出席管理なども利用できるようになるので、利便性が向上するとのことだ。

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